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開田高原から日和田高原へ向かう途中の
野原で見つけた花たち


日当たりがよく、それでいて
適度に湿った高原の野原は
まるでお花畑のよう。
たくさんの花が競って咲いています。
 
ワレモコウ
 
ワレモコウ
 ワレモコウ(バラ科ワレモコウ属)

私の大好きな花の一つ。
すっと細くのびた茎の先に赤茶色の穂をつけて
なんともいえない侘びた姿。
秋になると母がよく生けていました。
花を一つ一つ見ても
大人の花という感じがします。
 
ユウスゲ
 
ユウスゲ

ユウスゲ
(ユリ科ワスレグサ属)


夕刻に開いて翌日午前中にしぼみます。
もうお昼過ぎになってから発見したので
ずいぶんしぼんでしまっていますが、
開いたときはユリらしい姿です。
ピーカンの青空とユウスゲ。…ミスマッチ(笑)。
 
 
ノコギリソウ
  ノコギリソウ(キク科ノコギリソウ属)

仲間のセイヨウノコギリソウは
ヤロウという名のハーブとしてもおなじみですが、
こちらは日本に自生するノコギリソウ。
その名の通りぎざぎざの葉ですが、
ノコギリという表現らしくない柔らかい葉です
 


ツリガネニンジン
(キキョウ科ツリガネニンジン属)

草丈が1mくらいにもなる茎に、
かわいらしい釣鐘型で薄紫の花を
いくつも輪状につけます。
サイヨウシャジンの変異種と言われますが
さらに高山系に変異した
ハクサンシャジンもあります。
「トトキ」という山菜としても知られています。
根っこが朝鮮人参に似ていることと花のカタチから
こんな名前が付きました。

  ツリガネニンジン
 
  シモツケソウ  シモツケソウ(バラ科シモツケソウ属)

御岳の麓では、
もうシモツケソウは盛りを過ぎていました。
ちょっとだけ残っていた花をパチリ。
ずいぶん色が白っぽくはなっていますが、
やっぱり風情のある花です。
 
ウツボグサ(シソ科ウツボグサ属)

かなり濃いムラサキのウツボグサが多い中
ここのウツボグサは
淡くてきれいな紫色でした。
花穂の様子が弓矢を入れる靫(うつぼ)
に似ているのでこの名があります。
他のウツボグサより大きかったので
もしやタテヤマウツボグサ?と思いましたが、
走出枝が出ていたのでウツボグサとしました。
 ウツボグサ 
 
ヤマハギ ヤマハギ(マメ科ハギ属)

一足早く秋の気配。
山の上の萩の花は、色が濃く鮮やかです。
 
ヤナギラン(アカバナ科ヤナギラン属)

御岳といえば、ヤナギラン。
というくらい、群生が見られます。
今が盛りで、草原の中で赤紫色のかたまりを作っています。
ランといってもアカバナの仲間です。
 ヤナギラン

 

 

次も日当たりのいい湿った野原
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