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開田高原から日和田高原へ向かう途中の
野原で見つけた花たち〜その2


青い空、きれいな緑、色とりどりの花。
気温は20度ちょっと。
天国みたいな高原。
ここにいると下界の暑さが夢のようです。

 
マツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属)

今回一番会うのが楽しみだった花。
初めて乗鞍高原に遊びに来た子どもの頃、
あんまり不思議なカタチをしていたので
とても印象に残っていた花です。
小さな花が集まって咲いていて
周囲を取り巻く花だけが
大きな花弁を持っています。
 マツムシソウ
 

チダケサシとムシ


撮影しているときには気づかなかったのに
帰ってから写真を見ると
必ずと言っていいほど、
花のそばには虫の姿がありました。
きっとこうやって一緒に生きているんだなと
なんだかあったかい気持ちになりました。

きれいなお花をおうちにできて
羨ましいなあ。

 チダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)

このホームページでは
おなじみとなりましたチダケサシ。
高原ではちょうど盛りで
たくさん咲いていました。

 
チダケサシ 
 

ハンゴンソウ(キク科キオン属)

高さが1〜2mにもなる超大物。
私の背丈ほどの高さにたくさんの黄色い花をつけて
空に向かって咲いていました。
キオンとよく似ていますが、
葉が3〜7深裂するので区別できます。

 ハンゴンソウ
 
エゾムラサキ エゾムラサキ(ムラサキ科ワスレナグサ属)

このときの青空と同じ
真っ青な花に黄色の花芯のコントラストは
小さな花を際だたせています。
園芸種で「ワスレナグサ」として出回っているのは
この日本に自生するエゾムラサキや
その交配種が多いそうです。
 
ママコナ(ゴマノハグサ科ママコナ属)

花だけ見ていると
ゴマノハグサ科とシソ科の区別は
とても難しいです。
葉っぱを見てようやく判断できるくらい。
ママコナは半寄生の一年草です。
お花の唇部分に白いぽっちが2つ並んでいて、
これを米粒にたとえて「飯子(ままこ)」と
名付けられたとか。

ママコナの花
 ママコナ 
 
クルマバナ アキノタムラソウ

クルマバナ
(シソ科トウバナ属)


花が茎にくるっと輪になってつくことから
車花と呼ばれます。
輪っかがたくさんついて、とてもかわいい花。
 
アキノタムラソウ(シソ科アキギリ属)

母の庭に咲くのと違い
茎がつまっていたので
他の花かとも思ったのですが…。
やっぱりアキノタムラソウみたい。
バックの葉っぱは
ゲンノショウコのものです。
 
  ツリフネソウ ヤマホタルブクロ 
ツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)

言い得て妙の名前。
風に吹かれてゆらゆら揺れる姿は
水面に浮かぶ船のよう。

みなさんよくご存知のホウセンカは
実はこのツリフネソウの仲間です。
ツリフネソウもやはり実がはじけるんですよ。
最近「インパチェンス(ツリフネソウの学名)」
という名で園芸店などで売られているのも
同じ仲間なんです。
 
ヤマホタルブクロ

(キキョウ科ホタルブクロ属)


草陰には
ヤマホタルブクロが咲いていました。
以前登場したホタルブクロとの違いは、
萼片の間に反り返る付属片が
あるかないかです。
ヤマホタルブクロはご覧のように
付属片はなく、
ただポコンとふくらんでいるのが特徴です。
 
  
 ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)

フウロの花も区別するのがとても難しくて
正直今回はお手上げでした。
左と下の花はゲンノショウコだと思うのですが、
上の花は果たして…?

どなたかフウロの花の区別の仕方
ご存知だったら教えてくださ〜い!
ゲンノショウコは一般に
東に白花が多く、
西には赤花が多いと言われています。
中部は真ん中のせいか
両方の花が同じくらい見られました。
 

 

 

次は標高1700m地帯の花
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