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2003年5月11日撮影(可児にて)

珍木ナンジャモンジャ
〜ヒトツバタゴの自生地〜


あまり知られていないようなのですが、
可児市には、今ではとても貴重になった
ヒトツバタゴの自生地があります。
ダムでせき止められてしまって
数はずいぶん減ったようですが
沼地に多くの自生木が、毎年美しい花を咲かせるのです。

以前ご紹介した、シデコブシやハナノキもまた
この辺りの山で見ることが出来ます。
氷河期古代植物の生き残り…と言われる
ヒトツバタゴ、シデコブシ、ハナノキetcetc
これらは東海丘陵要素といわれる
貴重な植物群です。
 
   
 
  

 

自生地は、日本ではこの岐阜県東濃地方
(木曽川・土岐川流域地方)と、、
木曽川流域の愛知県犬山市、長野県の山口村、
そして長崎県上対馬町のみです。
世界的でも中国、朝鮮半島、台湾とかたよっています。
最近、近畿地方で
泥炭化された20万年ほど前のヒトツバタゴが
発見されています。
これは当時ヒトツバタゴが繁茂していたことを意味します。
このように、古い時代には広い範囲に分布していたのに、
今では一部の限られた地域にだけ残つている生物を
遺存種といいます。
なぜヒトツバタゴが
限られた地域に残ったのかはわかりませんが、
このほかにもシデコブシ、ハナノキマメナシ…といった
東海固有要素の植物たちが
共通して皆湿地で生きている、という点にも
何かヒントがあるかもしれません。
 

 
 

ヒトツバタゴ
(モクセイ科ヒトツバタゴ属)


深く4つに切れ込んだ、
繊細なリボンのように白く細長い花びら。
それがたくさん集まって
遠くから見ると白く雪が積もっているかのようです。
よく雌雄異株、と図鑑に書かれていますが
一本でも実をつける株もあり、
最近では雄株と両性花株の2種があると
考えられています。
名前は一つ葉のタゴ(トネリコの方言)という意味で、
確かに同じモクセイ科のアオダモやトネリコの仲間にも
雰囲気が似ていますね。

   
 
 ナンジャモンジャという
不思議な別名もつけられていることでも有名ですが
確かに遠くから見ると
初夏なのに雪が積もっているみたいに見えて
「ナンジャ?!」とびっくりします(笑)。
 
真っ白に咲いたヒトツバタゴと山藤のツーショット。
自然が作り出した美しいコントラストに感激!
 
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