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2003年4月13日撮影(御嵩にて)

野山は春真っ盛り

強い春の光と、たびたび降る恵みの雨に
野山は日ごとに芽を吹き花を咲かせます。
そろそろ山には
タラの芽、コシアブラ、ゼンマイ、ワラビ…
旬の食材が顔を出し始め
我が家では週末ごとに大忙しになります(笑)
今年はカメラ片手に山菜採りで大変!
でも去年は時期を見逃してしまった
花たちに会うことができました。
 
 
てんとうむしも目を覚まして…
 

タムシバのあとをうけて
山にぽつぽつと白い花が…
やけに平べったくて横へ横へ伸びた樹形。

「あれがムシカリだよ」と母。
うちの庭にも何年も前に植えられた
ムシカリの木がありますが
まだ花が咲いたことがありません。
ずっと会いたかった憧れの花、ムシカリに
やっと出会えました。

 
 
 

ムシカリ
(スイカズラ科ガマズミ属)

一見アジサイのような雰囲気ですね。
遠くから見ると平べったい花が咲いているよう。
5枚の花びらに見える真っ白な装飾花は、
小さな両性花を囲むようについています。
葉は細かく蛇腹のような筋が入ります。
横へ横へ伸びていく枝はとても印象的です。
関東では標高1200m以上の深山にしか生えないとか…
この辺りでは少し山にはいると咲いています。

 
 ツクシ 
 
 ヒカゲツツジ
(ツツジ科ツツジ属)

暖かな日が当たり、水のしみだした岩の斜面に
へばりつくように咲いています。
薄く淡いその色はまるで蜻蛉のようにあやうい風情です。
庭のヒカゲツツジが咲き出したので、
少し遅いかな、と思いつつ見に行きました。
可児のヒカゲツツジは、道路工事でかなり激減しましたが
御嵩のヒカゲツツジはまだ健在でした。よかったよかった。
ツツジというより、その葉や花はシャクナゲに近い感じです。


 
 
 

ヒサカキ
(ツバキ科ヒサカキ属)

春になるとどこからともなく漂ってくる匂い。
ちょうどミツバツツジが盛りの頃
山にはいると、土が腐敗したような臭い匂いがして
幼い頃の私は勝手に
この匂いはミツバツツジなんだと思いこんで
近寄らないようにしていたものした(笑)
犯人がこのヒサカキだと知ったのは
ほんの数年前のことでした。
花はよく見ると小さなツバキ、という感じで
かわいいものですね。
雌雄異株でこれは雄花です。
雄しべがたくさん入っています

 
 
いつも出かける林道ににょきにょき細いタケノコのような茎が…
こんなにテンナンショウが咲くなんてびっくり。
この道はもうしばらくすると
道の草を刈ってしまうので
今まで出会うことがなかったのです…
 
 
スルガテンナンショウ
(サトイモ科テンナンショウ属)

テンナンショウの仲間は
属間交配が進んで地域種も多いので
区別が難しいです。
スルガテンナンショウは
中部地方を中心に自生しています。

茎から出る葉(茎から枝が出てその先にたくさん葉がついているように見えますが、その枝から先は1枚の葉、と捉える)が、
1枚は大きく、1枚は極端に小さいことと、
花のように見える部分(仏炎苞と言います)からちょこんと覗く棒の先(本当の花から伸びる付属体)が丸くぽってりするのが特徴です。
 
 
 
 

アケビ
(アケビ科アケビ属)

いつも高い木の上にあって
なっている実を指をくわえてみるばかり…
でもこのアケビは岩の斜面に絡んで伸びていました。
秋になったら実も採れるかしら??
葉っぱが掌のような5枚ずつの形をしています。
花は房状に、小さめの雄花数個と、
1〜3個のそれより大きめの雌花がセットになっています。

 
ムラサキケマン
(ケシ科キケマン属)

にんじんのように細かい葉、細長い花が特徴です。
赤紫の花をたくさん房のようにつけ、
やっと緑の増え始めるこの季節、
山の地肌に映えますね。
花の長い部分は距という蜜をためるところ。
こんな長くて奥の方にある蜜を
どうやって吸うんでしょう?
ある種類の虫は距に穴を開けて
大胆に蜜を吸うそうです。
 


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