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  2003年4月6日撮影
(可児/御嵩/瑞浪の
山辺にて)


山の彩りも
一色ずつ増えて…


山肌に新芽の萌葱色、アブラチャンやコウヤミズキの黄色、タムシバの白色…に続いて山桜の薄紅色、ミツバツツジの紅紫色も加わりました。
タムシバとミツバツツジ。
 
タムシバも盛りを迎えています。
中央下あたりのうっすら淡黄色はコウヤミズキ、
その右横の黄色は(分かるかな?)アブラチャン、
さらに下の緑の中に白い点の低木はアセビです。
 
 
 



トウゴクミツバツツジ
(ツツジ科ツツジ属)

関東、中部の山地に自生するという
トウゴクミツバツツジだと思うのですが…

ミツバツツジは、葉が出る前に花を咲かせ、
雄しべの数が5本ですが、
トウゴクミツバツツジは
花の時期に葉が少し出ていることと
雄しべの数が10本あるのが特徴です。
雄しべには長短があり、長いものは優雅にカーブして
花びらから飛び出しています。
鮮やかな紅紫色のこのツツジが咲き出すと
山はいっそう華やかになります。

 
 
 
 
 

カキドオシ
(シソ科カキドオシ属)

山で久々に会ったカキドオシ。
最近なぜかあまり里で見かけない…。
シソ科らしい紫色の花に
丸っこいかわいい葉っぱがトレードマーク。
今はこんなかわいい草ですが、夏になると地面を這い、
草丈が1m以上になることもあるので、
垣根を越える…という意味でこの名がついたようです。

 

タチヤナギ
(ヤナギ科ヤナギ属)

シデコブシの咲く湿地に群生していました。
長さが5〜6cmありそうなふわふわ金色に輝く
穂状の花を咲かせています。
写真は雄花で、葯は黄色をしています。
日当たりの良い湿地や川岸などの水辺に生え
よく護岸用にも植えられるそうです。

 
 
 
ナガバノスミレサイシン
(スミレ科スミレ属)

山肌に点々と白いスミレが咲いていました。
葉っぱは出ていなくて、
花だけが地面から茎を伸ばして咲いているみたい。
花の後ろの飛び出た部分
(距という蜜を貯めるところ)が
まあるい形をしているのが特徴です。
 

タチツボスミレ
(スミレ科スミレ属)

この時期に人目をひく鮮やかな薄青紫色の花。
それがこのタチツボスミレ。
いちばんよく見かけることの出来るスミレです。
距の部分が細く薄紫色をしていること、
葉はハート形をしていること、
茎から葉の出る部分につく小さな葉(托葉)が
ぎざぎざしていることが特徴です。

 


タチツボスミレとルリシジミ。
 
 
   
心配事がひとつ。
いつも出かける大好きな山。
ヤマアジサイやアケボノソウやリンドウや…
様々な花が咲くこの場所。
山道の両脇あちこちに
区画を示すような杭とテープの仕切が…
まさかまさかまさか…
道を拡張するための印?
そんなことをしたらこの山に咲く花たちが全滅してしまう…
どうかそんな印ではありませんように…
 


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