母の庭 どんな庭? |
母の庭は こんな庭 |
母の庭は、飾りっけのある庭じゃありません。 本人の人柄通り、とてもナチュラルな庭です。 いかに、自然の野山のような環境を作るか。 母がつくりたいのはそういう庭。 太陽の動きをよみ、土の具合をよみ、水の流れ、風の通り道をよみ… 人間の手で自然にある環境を作ることが どれだけむずかしいことか それを知っている母だからこそ 生きているものたちすべてに優しいのだろうな、なんて思ったりします。 工事などで掘り返されて失くなってしまうと聞くと、 放っておけず、つれ帰ってきては庭に植えています。 |
冬は葉が落ちてさみしい庭ですが、 夏ともなれば森かジャングルのよう。 庭を歩くのも大変です。 (あまりに自然系なので、 雑草なのか植えてある草なのか見分けがつかず、 よく間違えて踏んだり抜いたりしては母の悲鳴を聞くことになります。) 大きく成長したホウノキやヒマラヤスギ、 ヒトツバタゴ、エゴノキ、ハクモクレンetc.etc… その木陰で 日陰を好む山野草を中心とした花たちがたくさん咲きます。 田舎だと思っていた実家近くも、 土はアスファルトに、野原や林は道路や住宅に変わり 住むところが少なくなったせいなのか、 母の庭には、鳥や虫、カエルやトカゲなど たくさんの生き物が集い暮らしています。 |
野山で救済した山野草に、 |