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2003年7月26日撮影(多治見・北小木にて)

太陽いっぱいの里山へ
〜ユウスゲと出会う〜

掲示板に遊びに来てくれる聴雨さんから
実家近くにユウスゲが咲く場所があることを
教えていただいて、早速行ってみました!

まぶしい光がいっぱい差し込む
日当たりのいい里山。
適度な湿りけと吹き抜ける風…
いつも出かける日影の植物とは
ひとあじ趣の違う色鮮やかな花たちが
たっぷりの夏の光を浴びて咲いていました。
 
 

ユウスゲは、もっと朝晩涼しい奥地へ行かないと
見られない花だと思っていました。
こんな近くで見られるなんて…!感激♪
出かけたのがお昼近かったせいで
花はしぼみかけていましたが
優しい黄色はいつまで見ていても飽きませんでした。

人家も近いこの場所。
近くの川はホタルの保護区で有名です。
ホタルと一緒にたくさんの植物も
大切にされているのかもしれません。

 

ユウスゲ
(ユリ科ワスレグサ属)

花の姿は、ノカンゾウによく似ていますが
この品格の漂う儚い黄色が特徴のユウスゲ。
名前の通り、夕方から咲き始め、
翌日のお昼にはしぼんでしまう一日花です。
林の縁や草原など、日当たりの良い場所に咲きます。
夏の生い茂った草むらからも、一際背高く伸びた茎は、
100〜150cmにもなります。
花が開くと気品あるよい香りが…
ユリ科の花は、夜になるとよい香りをさせるものが多いのですが
きっと暗闇で虫を誘うための秘策なのでしょうね。

  
 
 

アキノタムラソウ
(シソ科アキギリ属)

日当たりが良く、土が肥えているのか…?
こんな房になるアキノタムラソウは初めて見ました。
普通はもっと花と花の間隔があいているのですが…
花が集まっている分、見応えのある姿です。
アキ(秋)とついていますが、
夏の山によく見かける花の一つ。
上品な淡紫色が涼しげです。
 

コマツナギ
(マメ科コマツナギ属)

花はハギにそっくりですが、
規則正しくまっすぐ伸びた円錐状の花房になるのが
コマツナギです。
日当たりの良い乾いた場所でよく見かけます。
背が低いので草のようですが、これでも一応、木。
丈夫な茎は馬をつないでも大丈夫、ということで
和名「駒つなぎ」とつけられたそうです。

 

 

ママコナ
(ゴマノハグサ科ママコナ属)

鮮やかなピンク色に
白い米粒のような模様が特徴のママコナ。
名前の飯子(ままこ)も
この白い米粒模様から来ているとか。
乾いた林の痩せた土地に生え
他の植物に半寄生しています。
花は片側に寄って咲き
苞に棘状の鋸歯があります。
 

アキカラマツ
(キンポウゲ科カラマツソウ属)

またまた夏に咲くのに、アキ、とつく花です。
母種のカラマツソウは、花の姿がカラマツの葉に
似ていることからついた名ですが、
アキカラマツとは花の趣がずいぶん違います。
全体的に繊細で、風にそよぐなよやかな姿。
葉が特徴的で、オダマキのように2〜4回3出複葉で
小葉は円形をしています。
よく枝分かれした茎先に、円錐花序を出し、
細かい淡黄白色の花をたくさんつけています。

 

 

ヌマトラノオ
(サクラソウ科オカトラノオ属)

日当たりの良い湿地など、湿ったところで
大群生を見かけるヌマトラノオ。
丘に咲くオカトラノオと対の名前を持っています。
オカトラノオが虎の尾のように枝垂れるのに対し、
ヌマトラノオはまっすぐ花序を伸ばし、
花の付き方もまばらで、
すっきりした印象を受けます。
 

ヒヨドリバナ
(キク科フジバカマ属)

夏から秋にかけ、山の日当たりの良い場所で出会えます。
艶のない葉は2枚ずつ対生し、
長く伸びたしべで、遠くから見るとふさふさした花に見えます。
よく似たものに、葉が4枚ずつ輪生するヨツバヒヨドリや、
茎が殆ど枝分かれせず花を咲かせるサワヒヨドリ、
中国原産で葉が3深裂するフジバカマ、があります。
花の色は白が主流ですが、
たまに紫を帯びたものもあります。

終わり
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